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野焼き 環境用語

作成日 | 2003.09.10  更新日 | 2009.10.15

野焼き

ノヤキ   【英】Noyaki  

解説

毎年春の彼岸前後に、牛馬の放牧や採草地として利用している野草地に火を入れて焼く作業をいう。樹木の侵入を阻止したり、新草をよく生えさせるなど草原の維持には重要な作業である。熊本県阿蘇地方や山口県秋吉台の広大な草原景観は、放牧、採草、野焼きにより維持され、野焼きは春の風物詩として定着している。近年、畜産農家の減少や高齢化など地域社会の変化により野焼きを実施することが困難になっており、草原の維持が課題となっている。このため野焼き作業の省力化技術の研究やボランティアの参加による野焼きの実施など様々な取り組みが行われている。

なお、廃棄物の分野では廃棄物を野外で焼却することを一般的に「野焼き」といっている。

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