一般財団法人環境イノベーション情報機構
作成日 | 2003.09.10 更新日 | 2023.09.01
自然環境保全法
シゼンカンキョウホゼンホウ 【英】The Nature Conservation Law
解説
国民が将来にわたって自然の恵みを受けることができるように自然環境の保全に関する基本的事項を定めた環境省が所管する法律。旧環境庁の発足後間もない、1972(昭和47)年に制定した。そして、1993(平成5)年の環境基本法の制定に際して理念に関する条文の一部は同法に移行した。
自然環境保全の理念や自然環境保全基礎調査など基本的事項についての規定のほか原生自然環境保全地域、自然環境保全地域の指定や保護規制などを定めている。また、自然環境保全に関して都道府県が制定する条例に法的な根拠を与えている。
その後、2019(平成31)年4月の自然環境保全法の改正により、新たに沖合海底自然環境保全地域制度を創設した。そして2020(令和2)年には、本法に基づく自然環境保全基本方針について、策定時からの社会や自然環境を取り巻く状況の変化を踏まえた変更を行うとともに沖合海底自然環境保全地域に関する規定を盛り込んだ。(2023年3月改定)
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関連Webサイト
- 自然環境保全法(e-Gov法令検索):https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=347AC0000000085
- 自然環境保全法の概要:https://www.env.go.jp/nature/hozen/law.html