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生物多様性の主流化 環境用語

作成日 | 2015.10.07  更新日 | 2015.10.08

生物多様性の主流化

セイブツタヨウセイノシュリュウカ   【英】Mainstreaming of biodiversity  

解説

生物多様性に配慮した社会経済を実現し、生物多様性の損失を抑制するために、生物多様性の保全と持続可能な利用を、日常生活を含むさまざまな社会経済活動の中に組み込むこと。

生物多様性条約の実施のためには、多くの主体を統合した国家戦略・行動計画の策定が必要とされ、これらの過程の中で「生物多様性の主流化」という概念と用語が登場してきた。2010年に名古屋で開催された生物多様性条約第10回締約国会議(CO10)で採択された愛知目標(愛知ターゲット)にも盛り込まれ、戦略目標Aでは、各政府と各社会において生物多様性を主流化することにより、生物多様性の損失の根本原因に対処するとされている。日本の生物多様性国家戦略においても、基本戦略の一つとして生物多様性を社会に浸透させることが掲げられている。(2015年8月作成)

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