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焼却処理 環境用語

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2009.10.14

焼却処理

ショウキャクショリ   【英】Incineration  

解説

有機物を熱分解して無機物に還元し、無害化とともに減容・減量化すること。焼却残渣は最終処分場に埋め立てられる。廃棄物中間処理のひとつで、有機物だけからなる廃棄物では最終処分に相当する。

明治以来の清掃事業は、伝染病予防の観点から、生ごみの住環境からの隔離を中心に組み立てられていた。しかし、1930年、汚物掃除法の改正により、腐敗しやすいごみを簡単に無害化する手段として、各自治体にごみの焼却が義務付けられ、以来、ごみ行政には全量焼却の流れが定着した。その結果、国際的にみると、日本の焼却率はきわめて高く、しかも清掃工場が零小多数(平均規模は、米・独の 約1/10)で、ごみ発電の規模・工場割合の著しく低いこと(米・独が80-90%なのにたいし13%)が際立っている。

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