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レッドデータブックカテゴリー 環境用語

作成日 | 2003.09.10  更新日 | 2009.10.14

レッドデータブックカテゴリー

レッドデータブックカテゴリー   【英】Red Data Book Categories  [同義]絶滅危惧種カテゴリー  絶滅危惧種カテゴリー 

解説

絶滅のおそれのある種のリスト(レッドリスト)あるいはそれを掲載した「レッドデータブック」を作成する際に、種ごとの危険性のランクづけに採用される基準。絶滅危惧種カテゴリーともいわれる。

環境省では1997年、植物版レッドデータブックの作成及び1991年に発行した動物版レッドデータブックの改訂に当たりカテゴリーの検討を行い、「レッドデータブックカテゴリー(環境省、1997)」を策定。これは、1994年にIUCNが公表したIUCN Red List Categoriesを踏まえたもので、数値基準による客観的評価のための定量的要件を掲げるとともに、数値データが得られない種も多いことから従来の定性的要件も併用することとしている。各カテゴリーの名称は、

・絶滅(Extinct; EX)

・野生絶滅(Extinct in the Wild; EW)

・絶滅危惧I類(CR+EN)

 -絶滅危惧IA類(Critically Endangered; CR)

 -絶滅危惧IB類(Endangered; EN)

・絶滅危惧II類(Vulnerable; VU)

・準絶滅危惧(Near Threatened; NT)

・情報不足(Data Deficient; DD)

・附属資料:絶滅のおそれのある地域個体群(Local Population; LP)

絶滅危惧I類のうち、数値基準によりさらに評価が可能な種については絶滅危惧IA類(CR)及びIB類(EN)に区分することとしている。また、上記のうちCR、EN、VUを“絶滅のおそれのある種”としている。

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