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食品トレイ 環境用語

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2009.10.14

食品トレイ

ショクヒントレイ   【英】Polystyrene Paper  [略]PSP  [同義]トレイ  白色トレイ 

解説

スーパーなどの店頭で分別収集した使い捨てトレーは、低温で熱溶融のうえ弁当容器などの原反(PSP)材料に再生されるが、一部、油化原料として収集している地域もある。この時、再生利用に支障がないように、色柄をデザインした薄いシートで包んだトレーもある。

シート状に押し出して発泡させた原反を、もう一度加熱して金型でプレス成形し容器とする。容積が20-30倍の発泡体となり、肉・魚等生鮮食品のディスプレイ用トレイ、その他食品の包装に使われる。

食品トレイは、鮮度保持や取り扱いやすさの点から、小売店にとっては不可欠な存在となり年間200億枚以上が生産されるが、ごみになると嵩ばる使い捨て製品である。

使用済みトレイの回収には、市町村ルートと自主回収ルートの2つがある。自主回収ルートは、量販店・生協などの店頭に回収箱を設け、集められたトレイを納入業者が帰り便を使って収集する方式である。しかし使用済みトレイは、異物混入が多く、積載効率が極端に悪いうえ、遠距離輸送が必要な場合もあり、採算性は低い。容器包装リサイクル法(2001)において、プラスチック製でPET以外の商品容器(施行規則第1条別表8号)に該当する。同法制定当初は適用除外期間が設けられていたが、現在は全面適用されており、分別収集再商品化の対象となっている。

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