一般財団法人環境イノベーション情報機構
作成日 | 2003.09.12 更新日 | 2009.10.14
吸収源
キュウシュウゲン 【英】Sink [同義]シンク
解説
二酸化炭素などの温室効果ガスを吸収する大気、森林と海洋のこと。科学的な議論では海洋の吸収量が問題になるが、政策的な議論としては森林のそれがメインとなる。
京都議定書では、土地利用の変化及び林業セクターにおける「1990年以降」の「直接的かつ人為的」な「植林・再植林・森林減少」といった活動から得られる吸収・排出量に限って当該国の削減量・排出量に算入できることになり(第3条3項)、算入方法として、吸収量を基準年の排出量(1990年)の算出では考慮せず、目標達成期間の排出量の算出には考慮する「グロス-ネット方式」が採用された。日本に認められた吸収量算入の上限値は1,300万炭素トン(基準年排出量の約3.9%に相当)。
この解説に含まれる環境用語
この環境用語のカテゴリー
関連Webサイト
- 京都議定書における吸収源:ボン合意とその政策的含意(CGER Reports):http://www-cger.nies.go.jp/cger-j/db/D029.html