一般財団法人環境イノベーション情報機構
作成日 | 2012.05.16 更新日 | 2012.05.16
エネルギー管理システム
エネルギーカンリシステム 【英】Energy Management System [略]EMS
解説
エネルギー管理システム(EMS)とは、センサーやIT技術を駆使して、電力使用量の見える化(可視化)を行うことで節電につなげたり、再生可能エネルギーや蓄電池等の機器の制御を行って効率的なエネルギーの管理・制御を行うためのシステムのこと。対象によってHEMS(家庭のエネルギー管理システム)、BEMS(建築物のエネルギー管理システム)、FEMS(工場のエネルギー管理システム)、CEMS(地域のエネルギー管理システム)などと称される。
HEMSでは、家庭内の発電量(ソーラーパネルや燃料電池等)と消費量をリアルタイムで把握して、電気自動車等のリチウムイオンバッテリーなどの蓄電することで細かな電力管理を行う。EMSのシステムにおいて、スマートメーター間の通信が共通化されることで、より広範囲のエネルギー管理・制御を行うことが可能となり、CEMSとして接続していくことが可能となる。CEMSが接続されることで、地域内にある太陽光発電所など再生可能エネルギーの供給と、地域内の電力需要の管理・制御を行うことで、スマートグリッドの要として地域全体のエネルギー管理を行って、効率的な運用と全体的な需給調整が可能となる。
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関連Webサイト
- ホームエネルギーマネジメントシステム(HEMS):http://tenbou.nies.go.jp/science/description/detail.php?id=17404001-3.pdf