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ウミガメ 環境用語

作成日 | 2009.10.14  更新日 | 2015.01.23

ウミガメ

ウミガメ   【英】sea turtle  

解説

海洋に生息するカメの総称。現在、7種が確認されている。このうち5種(アカウミガメアオウミガメタイマイ、オサガメ、ヒメウミガメ)は、太平洋、大西洋、インド洋の熱帯地域を中心に広く分布しているが、ヒラタウミガメ(オーストラリア北部)、ケンプヒメウミガメ(カリブ海)は限られた海域に分布している。

日本でもアカウミガメが本州南部から沖縄、アオウミガメ小笠原諸島や南西諸島タイマイが琉球列島の海岸砂浜)で産卵することが知られており、ヒメウミガメとオサガメは日本の沿岸を回遊することがある。

近年、日本では、各地で砂浜が消失、減少したことなどにより、アカウミガメなどの産卵場所、産卵数とも減少が続いていたが、ここ数年、ようやく各種の保護対策が講じられるようになったため、産卵数が増加傾向に転じている海岸砂浜)もある。

ウミガメの食性は種によって異なり、アカウミガメは貝類やヤドカリなどの底生動物、アオウミガメは海草や海藻、タイマイサンゴ礁に生息するカイメン、オサガメはクラゲ類、ヒメウミガメは小さい底生動物を食べることが知られている。

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